二人展「昼と夜」

小形 有希(おがた あき)は目に映るすべてを、色や形や線に起こし、それらを整理して抽象表現を追求しています。

刻々と変化する自然を描ききることが出来ないからこそ、要素を排除する絵画世界が成り立ちます。

一方、元 隆(はじめ たかし)は人物をおき、それを取り巻く環境を一貫して描いています。モチーフとして多いのは夜や闇をテーマにしたもので、人物に自らの視点を託し、現実と非現実の世界を構成することで、人間の存在する美しさを表現しようと試みています。

二人の視点を『昼と夜』という展覧会名に込めました。ご高覧いただければ幸いです。

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